2013.10.23 ブライスと建築探訪~神長官守矢資料館編~
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今年最初の建築探訪記事です。
って、もう今年も終わりに近づいていますが
しかも、行ったのは3年前!だったりします(´д`)温め過ぎー


…前置きが長くなりました。
今回ご紹介するのは、長野県茅野市にある「神長官守矢資料館(じんちょうかん・もりや・しりょうかん)」。
建築史研究が本業であった藤森照信氏が、44歳にして建築家デビューを飾った建物です。

古代から明治時代の初めまで、諏訪上社の神長官という役職を勤めた守矢家。
資料館では、その守矢家が保存してきた古文書展示と、御頭祭という神事の復元展示をしています。


この日のお供は、イッツィビッツィバグ。
以下、資料館の写真はたたみます。
ブライスは登場しませんので、お時間のある方・興味のある方はつづきをどうぞ。


神長官守矢資料館1
自然素材を使うことにコダワり、屋根は平石と天然スレート
壁は内外とも土、一部にサワラの手割板。
なんと、ガラスは手吹き、コンセントプレートは鍛冶屋に叩いてもらう
という程のコダワリようです。



神長官守矢資料館5
後ろ側から側面。



神長官守矢資料館2
正面。
4本突き出た柱は、地元産のミネゾウという木。
なんとも特徴的なデザインですが、藤森センセイ曰く

「あれこれやっているうち、鉛筆がすべり、軒を支える支柱の先が
軒の水平線から飛び出してしまった」

…で、コレだ!と決めたそう。



神長官守矢資料館3
柱の先端アップ。
鳥がとまっているような飾り?がついています。



神長官守矢資料館4
展示室。
なかなかショッキングな「御頭祭」の復元展示。
特に、ウサギさんを飼っていらっしゃる方は見られないと思います。



神長官守矢資料館6
手吹きのガラス窓。
この写真サイズではよく見えないのですが、気泡・ゆがみがあります。


*次回は、資料館のすぐ近くにある「高過庵」を紹介します。



***
建物概要

所在地:長野県茅野市宮川高部389-1

設計:建築=藤森照信+内田祥士(習作舎)
    構造=山本晏久(設計舎)
施工:田村建設

敷地面積:973.54㎡
建築面積:134.12㎡
延べ面積:184.43㎡(1階:129.80㎡、2階:54.63㎡)
構造・階数:RC造、低層部一部木造、地上2階
竣工:1991年2月


***
参考文献

「藤森建築と路上観察:誰も知らない日本の建築と都市」
…第10回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展2006日本館カタログ
TOTO通信 2010年夏号
神長官守矢資料館パンフレット
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