2009.08.03 ブライスと建築探訪~国立西洋美術館本館~
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上野に行ったもうひとつの目的は、国立西洋美術館でした。


今回の建築探訪もブライスお供は、トミーフェブラリー6プチブライス。
以下、ブライスは登場しません。
興味のある方は、つづきをどうぞ。



国立西洋美術館は、日本で唯一、巨匠ル・コルビュジエが設計した建物です。
今年は開館50周年、ということで「ル・コルビュジエと国立西洋美術館」という
展示をやっています。
国立西洋美術館1
展示自体の数は多くありませんが、日本初上陸の設計図原図が見られたり
写真と共に様々な秘話も知ることができて、なかなか興味深かったです。

コルビュジエ当初のスケッチでは、いきなり敷地をオーバーしたプランだったそう。
さすが、巨匠。スケールが違います(笑)



国立西洋美術館2
建物正面。
エントランス部分は「ピロティ」になっています。

コルビュジエ提唱、「近代建築の5原則」のひとつが「ピロティ」。
その他4つは
*屋上庭園
*自由な平面
*水平連続窓
*自由なファサード(正面)

国立西洋美術館には、「水平連続窓」以外の4つがあります。



国立西洋美術館3
足元に向かって細くなる柱、「ユニテ・ダビタシオン」を彷彿させます。



国立西洋美術館4
外壁アップ。

コルビュジエの作った基準寸法、「モデュロール」に基づいて造られたPC板。
PC板のサイズ、目地に至るまで「モデュロール」寸法です。
小石がはめ込まれていますが、その石の並び方にまでコルビュジエは
こだわっていた、とのこと。



内部が写真撮影がOKとは知らなかった!
皆、絵を撮っているのですが、わたしはひとり怪しく建物を撮っています^^;

国立西洋美術館5
常設展示室。
コルビュジエの設計では、写真左上の窓から自然採光だったのですが
美術品の傷みの問題と光量の問題があって、蛍光灯が設置されています。



国立西洋美術館6
2階展示室から突き出たバルコニーより、1階19世紀ホールを見る。
奥に見えているのは、2階展示室に上がるスロープ。
上部はトップライトです。



国立西洋美術館7
中3階の展示室が3ヵ所あるのですが、使われていません。
上がってみたいのだけど。
幅員70cmの階段に、片側手摺はやっぱり危険?



国立西洋美術館8
奥が柱、手前は中に竪樋が隠されています。



国立西洋美術館9
地下1階の休憩スペースには、免震装置を覗くことができる小窓があります。
1998年に、「免震レトロフィット」と呼ばれる、耐震構造から免震構造への改修工事
を行っています。



国立西洋美術館10
展示室の入口で、「建築探検マップ」というパンフレットがもらえます。
各国語用意されていて、これは英語版。
国立西洋美術館を建築的に見るための、16のポイントが紹介されています。

このパンフは、国立西洋美術館を世界遺産にするためのPRを兼ねているようです。
残念ながら、今年は登録が見送られてしまいましたね。





*建物概要*

所在地:東京都台東区上野公園
建築面積:1587㎡
延べ面積:4399㎡
構造・階数:RC造、地下1階・地上3階
竣工:1959年3月
基本・実施設計:ル・コルビュジエ
実施設計(建築):坂倉準三、前川国男、吉阪隆正
施工:清水建設
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